板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURASTYLE「X40 壊れたらしい」

愛用していたThinkPad X40の調子が悪い。
HDD(=ハードディスクドライブ)から、アクセスのたびに「ガリガリ、カッチン、カッチン」と異音。
この音が収まるまでの数十秒間、すべての動作がフリーズする。
きっと、HDDが、ハード的に壊れたのでしょう。
僕の取り扱いが悪いのか、そもそも製品に潜む問題なのか、わかりません。
(おそらく、製品の瑕疵でしょう・・・特別異常な使い方していませんから)
が、不安極まりなく、とりあえず、MOにバックアップを取り、本日外付けHDDを買いに行って、さらにバックアップを取ろう!と思う。
毎日届くメールを、いちいちバックアップするのは、やっぱり面倒。

そもそも、このPCには、「Rescue and Recovery」という、強力なバックアップシステムが備わっていて、万が一のとき、「Access IBM」というブルーのボタンを起動時に押せば、簡単に復旧できることになっている。
実際に、リストアー(=復旧)を使ったこともあり、とても便利!
おそらくこのPCが、他のPCと、最も差別化を図っている機能の一つです。
(とはいっても、内蔵HDDへのバックアップが主な利用形態でしょうから、内蔵HDDがハード的に壊れれば、バックアップは意味ありませんが)

がぁ、しかぁ?し、僕は、僕の設定ミス(ではあるが、本来システムの設計ミスだと思います。)で、この機能が事実上使えない状態。
この機能のパスワード設定時、自分が思い込んでいるパスワードと、実際にタイプしたパスワードが、どうやら異なっていたらしく、それ以来「バックアップは取れるが、リストアーの画面に入れない」という馬鹿げた状態が続いています。
よって、このバックアップ機能が、全然使えていません。

ユーザサポートに問い合わせたところ、この機能のパスワードを忘れてしまった場合(=僕は忘れたわけではないですが、PC側は僕が忘れたと思っている)、システムの再インストールが必要とのこと。
で、HDD内のソースから、再度出荷状態に戻すためには、これまた「そのパスワード」が必要。
条件循環していて、お話しになりません。

ユーザサポートが言うには、この機能のパスワードを旧パスワード無しに変更できないのは「セキュリティーのため」と「一見全うな回答」ですが、僕は、この回答に納得できません。
なぜなら、この機能は、あくまで「バックアップとその復旧」にあるわけですが、バックアップする内容は、このPCのデータであって、そのデータに、僕はアドミニストレータとして「フルにアクセスできる」わけだから、そのフルにアクセスできる人間が、そのデータをバックアップした内容を、パスワードがわからないためにリストア(=復旧)出来ないことは、一体何のセキュリティーに役立つのか???
(バックアップファイルごとに付けるパスワードを忘れた(もしくはタイプミス)がために、そのバックアップを復旧に利用できないのなら、納得します。
しかし、機能が使えなくなるのは、いただけません。)

PC上のすべてのデータにアクセスできるアドミニストレータには、この機能のパスワードを、旧パスワードの確認無しに再設定ができても、セキュリティー上の問題は、発生しないでしょう。

さて、いっそPC本体を買い換えるか、それとも、1.8インチHDDだけを新品にするか・・・
いずれにしても、面倒な「丸一日マイグレーション」が待っていて、億劫。
でも、その億劫を我慢して通過しなければ、PCが使えず、僕は仕事が出来ないことになってしまう。

コンピュータって、怖い。

楽しいデートで、日に10万円使っても、もったいないとは思わないけれど、こういう「自分の過失や、自分の楽しみと引き換えにならない(と認識する)対価(?ではないか)の支払い」は、1000円でももったいない。

PCを変えるにしても、次回だけは、既に中国企業のプロダクツであるThinkPadにするつもりだけど、それでもまた問題が起こったら、もう絶対にThinkPadには、手を出さない。
なぁ?んて言っていると、そのうち使えるPCブランドは、なくなっちゃいそうだ。

やっぱ、コンピュータは、怖い。
8ビットの頃から、アセンブラでプログラムをしていた経験のある僕には、その中身がよくわかる。
だから、なおさら怖い。

ああ怖い、それに、お金もったいない。

どうやら、長時間使用で、熱を持ってくると、HDDの「ガリガリ、カッチン、カッチン」現象が発生すると言うことは、突き止めました。
なおさら、僕の取り扱いミスではなく、製品の瑕疵ではないかと思う次第です。

月曜日以降、エッセイのアップデートが行われなかったら、「板倉のPCは壊れたな」と思ってくださいませ(笑)

2005年6月4日 板倉雄一郎





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