板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURASTYLE「ブルドックの株価推移(笑)」


それにしても先週末(5日:権利落ち日)のブルドックの株価の動きはすさまじかったですね!
買収防衛策が発動されて、新株予約権が発行されるのか否か?
高裁の判断次第で、一攫千金!みたいなギャンブルしてたわけですねぇ。
今回の新株予約権の本質は、
株式1:4分割(ただし、スティールは新株ではなく現金を受け取る)ですから、買収防衛策が発動されれば、権利落ち日以降の一株あたりの価値は、それ以前の(おおよそ)1/4になるわけですが、そうなるのか、ならないのか、皆さん「博打」してたんですねぇ。
博打としては、楽しかったでしょうねぇ。
で、9日(月曜日)に買収防衛策発動が決まって(=一株あたりの価値が(おおよそ)1/4になることが決定して)、ストップ安。
忙しいですねぇ。
1370円で掴んじゃった人、かわいそうだけど自業自得ですね。
信用取引で賭けた人の中には、破産する人もいるかもですねぇ。
一方で、めちゃくちゃ儲かった人も居るわけですねぇ。
短期の利回りを求めることは、リスク(=不確実性)が大きいですねぇ。
もしかしたら、(新株予約権発行決定前の)スティールのTOB価格1700円が、そのまま生きていると思っちゃった人も居るんじゃないでしょうか(笑・・・だとしたら笑うしかないですよね)
もし、今後もスティールがTOBを進めるとしても、TOB価格は、425円前後(=1700円/4)に引き下げられるわけです。
以上、久しぶりに、「株式分割高騰」を観た気がしました(笑)
参考情報:東京証券取引所のニュース
特に、これ。
そして、ブルドックソース社からは、これ。
2007年7月10日 板倉雄一郎
PS:
昨日のエッセイのPS部分を、以上のように一つのエッセイにしてみました。





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